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【業種】 運送業
【解決方法】 訴訟(和解)
【結果】
請求額 | 解決金 |
約3,500万円 | 約700万円 |
工場内で従業員の運転するフォークリフトがバックした際に、他の従業員に衝突してしまい、衝突された従業員が企業様に対して、安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求をしてきているとのお問い合わせでした。
該当する従業員はすでに労災認定が下りており、請求金額も多かったために、企業様で今後の対応について悩まれており、当事務所にご相談いただきました。
怪我の程度や事故の態様、従業員自身の不注意による過失相殺が争点となり、解決のサポートをいたしました。
弁護士が自ら事故の起こった工場に足を運び、現場の状況を入念に確認しました。
実際に現場を確認することで、フォークリフトが実際にどの程度のスピードで走っていたのか、バックのときに鳴るアラーム音はどのような聞こえ方なのか等を検証することができ、フォークリフトに衝突された従業員自身にも相当な不注意があったことを突き止めることができました。
事前に現場確認を行ったことで、事故が起こった現場の状況を裁判官に見てもらうのがいいと判断し、実際に工場に裁判官に来てもらい現場検証を行いました。
その結果、衝突された従業員自身に相当な不注意があった点について、十分な主張立証を行うことができ、請求額を大幅に減額した和解を勝ち取ることができました。
事故現場の状況を入念に確認し有利な事実を発見できたこと、また、裁判官に現場検証の重要性を説得し実際に事故現場まで来てもらったことが、本案件解決のポイントとなりました。
過失割合の算定について、どのようなポイントが重要になるかをわきまえている経験豊富な弊所弁護士が携わったからこその解決事例といえるかと思います。
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この記事を執筆した弁護士