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【業種】 産業容器関係
【解決方法】 訴訟(和解)
【結果】 請求額の3割以下の解決金支払いによる紛争解決を実現
ドラム缶の天板カット作業中にローラーに巻き込まれ指を損傷した従業員が、雇用先の企業様に対して、安全配慮義務違反に基づく高額な損害賠償請求の訴訟を起こしてきたというご相談でした。
従業員自身の器具の使い方に問題はなったか、事故の態様やけがの程度、会社としての安全体制が争点となり、解決のサポートをいたしました。
企業の担当者様から、聞き取りを行い、事故態様や、従業員自身がどのような器具の使い方をしていたのか、器具の安全装置、企業のとっていた安全体制等、問題となる事項の聞き取りを具体的に行いました。
また、実際に現場へ足を運び、問題となった現場や使用していた器具を検証し、従業員自身にも相当程度の過失があることの裏付けをとることができました。
従業員自身に相当の過失があることを裁判官に効果的に理解してもらうために、実際に、法廷で現場の状況や事故当時の様子を再現することとしました。
結果として、従業員の過失や企業の安全体制が整っていたことについて、十分な主張立証を尽くせたことにより、請求額を7割以上減額して和解することに成功いたしました。
また、請求をしてきた従業員は、ケガにより以前通りに働くことができなくなったと主張していましたが、会社側は事故後も従前通りの賃金を支払っていたことを明らかにすることで、当該主張を排斥することができました。
現場の状況を入念に調査し、裁判官にこちら側の主張を理解してもらうために様々な手法を尽くして主張立証していったことが、本件を有利に解決に導くポイントとなりました。
いずれも、会社側の専門事務所だからとりえた手法といえます。結果として、請求額の7割以上も減額することに成功いたしました。
当事務所は使用者側の労働問題を数多く解決してまいりました。是非一度ご相談ください。
使用者側の労務トラブルに取り組んで50年以上。700社以上の顧問先を持ち、数多くの解決実績を持つ法律事務所です。労務問題に関する講演は年間150件を超え、問題従業員対応、残業代請求、団体交渉、労働組合対策、ハラスメントなど企業の労務問題に広く対応しております。
今回ご紹介した企業様からは裁判終了後も当事務所との顧問契約を継続していただいており、賃金制度設計の見直しや日頃の労務管理についてのアドバイスをさせていただいております。労働紛争は目の前の紛争事件の解決のみではなく、紛争が解決した後に同じような問題が起こらないようにフォローすることも重要になります。
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この記事を執筆した弁護士